「無意識と意識の間で」collection B 斉藤和義

斉藤和義が好きで何枚かアルバムを持っていて、その中の一枚が数ヶ月前に買った「collection B」。このアルバムのアレンジは総じてカッコイイけど、ことに「無意識と意識の間」 のアレンジの絶品具合に、今さっき気付いた。世界との合一を求める神秘主義的な希求を基調とする歌詞と曲に、jazz風の癒しテイストを施してあるという感じだけど、神秘主義と癒しがせめぎ合いながら、それらに落ち込むギリギリの所を踏みとどまっている。

斉藤和義というのはシンプルなアナキストといった風情で、ちょっと振れるとネット右翼やモラトリアム左翼なんかと親和的になるところもあるけど、どこか、それらの手前でとどまり続けている。