2008-01-01から1年間の記事一覧

昔のキーボード

IT

ベテランのプログラマーやPCマニアのホームページなどを読むと、よく昔のキーボードは良かったが、最近はコストダウンの影響で質が落ちたということが書いてあることがあって、そんなもんかなぁと思っていた。会社に古い古いPCがあり、そのキーボードはガッ…

「ゆれる」

TVで「犬神家の一族」の’06年版をやっていて、30分程見ていた。30年の時を隔て、オリジナルと同じ監督で、同じ俳優を使い、同じ構成で作り上げるという、ほとんど実験映画のようなこの映画を見て、誰しもが感じるであろうチープさを自分も感じていた。特に俳…

全ては文学

最近、よく映画を見たり、小説を読んでいる。ここ数年、10年近くだろうか、そういうものは読めず、社会科学系のものを読んでいた。それが、ここにきて自分の中でモードが切り替わってしまった。理論なんてものに真面目に付き合っているとバカを見るという感…

Speech 「Like Marvin Gaye Said」−オバマ当選記念ー

マービンゲイのトリビュート。マービンゲイの希求の核心部だけを、ピンポイントで掬い上げた一点突破ソング。http://jp.youtube.com/watch?v=xIG6Qgntm44

Ben Harper「Excuse Me Mr.」−オバマ当選記念ー

1995年発表憤りを、やや自虐的なニュアンスを込めてcool?に歌い上げる。アルバムジャケットの印象とは、ずいぶん違う。

TONY TONI TONÉ「Holy Smokes & Gee Whiz」ーオバマ当選記念ー

1996年発売。イントロが、染み入ります。http://www.hmv.co.jp/product/detail/154244

Rahsaan Patterson「Ain't No Way」ーオバマ当選記念ー

97年発表。美しい曲です。TVコマーシャルにでも使えばヒットしそうな感じ。 http://morawin.jp/package/80312139/00008811155926/

Maxwell「Gotta Get: Closer」ーオバマ当選記念ー

90年代のニュークラシックソウルが好きで良く聴くが、これがかっこいい。http://jp.youtube.com/watch?v=zRtRvoVQvmM

日本中世リアリズム

日本中世の肖像リアリズムは他に類例を見ないもののように思う。西洋でも中国でも、肖像画は対象の美化、尊大化が行われており、「一休宗純像」などに見られる、対象を美化することのないリアリズムは少ない。一般的な尊大さに抗して現れた社会主義的なリア…

暖房開始

日記を読み返すと暖房を入れる時期は過去3年間ほぼ一致していて10月末になっていた。今年も同じで10月31日。つい2〜3日前までは部屋では半袖のTシャツ一枚で過ごしていたが、急に寒くなった。気温の変動と部屋の体感温度の変動は、ずれていて一致しない。

「ほしのこえ」 新海誠

短編を作るとき、その制約の中で作品を成立させるためには、大きなドラマの展開を断念して、小ぶりな空間や時間を選択するか、描写を排し、象徴や寓話に情報を圧縮するという選択がある。おおむね後者に属する詩は、その外にある物語に依存することで成立す…

漫画同人誌「走馬燈」

「初期、菅野修の可能性の追求」をコンセプトに、新たに発行された漫画同人誌。60〜70年代初頭のガロや、それを引き継いだ「夜行」「幻燈」、「バサラ」(「バ]が変換できないのでカタカナ表記にします)、といった疎外論的な表現に特化した漫画雑誌の系譜…

ロン・ミュエック-金沢21世紀美術館

金沢21世紀美術館でロン・ミュエック展を鑑賞。隅々にまで徹底的に追及された写実を異常なスケールで実現した人体像の前に立てば、自らが纏っている社会的な制約から離れることなく、それらと向き合うことは難しい。そのリアリズムはグロテスクな露悪趣味に…

「魔界転生」深作欣二

荒唐無稽なファンタジーに時代劇の類型を詰め込んだ、この映画を時々見返しては、類型の持つ力に見惚れる。特に登場人物達の語るセリフの豊かな類型の厚みには圧倒され、ただ、羨望の眼差しをもって聞き入ってしまう。時代劇というものをあまり見たことが無…

セッションメッセンジャーバッグ 半年後

セッションメッセンジャーバッグを購入して、半年ちょっと経過。もともと柔らかい鞄が、どんどん軟化が進行してぐにゃぐにゃに。フラップの艶具合はあまり変化はないものの、本体は当初のややマットな感じからテラテラに。キズもあちこちに付いている。フラ…

自由・真空

自由とは極めて抽象的な概念であり、それ自体で存在するものではない。限定されたカテゴリー内でのみ、その存在が、かろうじて確認可能なものである。移動の自由という限定を設ければ、高速移動を可能とするテクノロジーの開発、移動テクノロジーの利用条件…

靴を買う

山登りでもしようと思い、トレッキングシューズを買いに行った。中規模の繁華街の靴屋を何軒か回ってもそれらしい靴が見つからない。どうしたものかと軽く途方に暮れかけていると、こういうものはスポーツ用品店にいけばあるのだろうと思った。しかし、その…

2008.07.19 土

お好み焼きを作ろうと思った。イトーヨーカドーで、キャベツ1/2、4個入りの卵、豚バラ約200g、冷凍のシーフードミックスを買った。小麦粉が少なくて、キャベツ焼きのような、お好み焼きになった。卵が余ったので、目玉焼きにした。

「わたしたちに許された特別な時間の終わり」岡田利規

久しぶりに退屈を感じることなく小説を読むことが出来た。最近は小説を読んでも、そこに出てくる主人公が何を感じようが、作者がどう描写しようが、そんなことは知ったことではないという気分がどこか付きまとい、社会学者や心理学者の気分にでもなって”研究…

絶望映す身勝手な「テロ」

絶望映す身勝手な「テロ」 http://www.asahi.com/special2/080609/TKY200806120251.html東浩紀による、秋葉原の事件への文章に完全に同意する。この種の事件が起きるたびに感じることは、「敵」の想定能力の欠如だ。刺す相手が違うだろうということ。自戒を…

木製マグカップ

数年前に買った木製マグカップ。3,000円程で購入。取っ手と器のつなぎ目に隙間があったり、取っ手の内側にざらついた部分があったりして、値段の価値があるものなのかどうか、ちょっと気になる面は、あるものの、口を付ける部分のカーブが絶妙で、割れる心配…

80年代以降のマンガ

子供のころからマンガばかりを読んで、学校でも家に帰ってからもマンガを描いていたマンガ少年だったが、大友克洋やガンダム以降の、まぁ、大雑把に言って80年代以降のマンガに違和感を感じて、いつからか、マンガを読まなくなり、描かなくなった。この時期…

プロータ 防水スクエアブリーフ

ブリーフケースを購入。シャープなシルエットに柔らかい革質。防水加工を施しながら、それなりに革らしい風合い。ビジネスバッグでありながら、くだけた感じもある。トートバッグ風のハンドルは、両手を使いたい時には肘に掛けられるので便利だが、持ち手の…

イスラエルで「建国根拠なし」本、ベストセラーに

<建国から今月60年を迎えたイスラエルで、建国の原動力である「シオニズム運動」の根拠を否定する著書がベストセラーとなっている。題名は「ユダヤ人はいつ、どうやって発明されたか」。 >http://www.asahi.com/international/update/0531/TKY2008053100…

ビタミン剤

ほぼ外食生活なので、多少なりともそのフォローになればと、ビタミン剤を摂っている。今使っているのはエスエス製薬の「ゴールドEX」とネイチャーメイドの「B Complex」。色々と変遷を重ねてきたが、この組み合わせに落ち着いている。マルチビタミンなどはネ…

散歩と行き止まり

数年ぶりに自転車を買って、近所を自転車に乗って散歩している。十年ほど前までは良く自転車でブラブラしていたのだが、ここ数年はまったくそういう気にならなかった。それが、ここのところ自転車に乗ってのんびりと、うろついている事で気分が開放され、そ…

革鞄オイルケア

革鞄はオイルでケアをするものらしい、ということを知ったのでメンテナンス用のコロニル・シダーウッドオイルというものを塗ってみた。買ったばかりの鞄に塗っても別に変わりは無かったけど、古くて堅くなっていた手袋に塗ったら見違えるようにやわらかくな…

「やなぎ屋主人」つげ義春

このマンガには物語りが氾濫している。風俗嬢の「お話」を聞きに行き、「網走番外地」の歌詞に駆り立てられるように旅に出て行く。宿泊した家で、老婆の身の上話を聞き、そこの娘に対して性的な妄想を抱き、やなぎ屋の主人に納まるという空想をする。時に歌…