2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「たまもの」いまおかしんじ

「伝説の女優」林由美香という触れ込みに興味を持って「たまもの」鑑賞。面白い。女優も面白いし、映画も面白い。いまおかしんじは、自分と同年の1965年生まれらしい。今の40代から少し上くらいの世代には、この種のとぼけたジャンクな寓意を面白がる傾向が…

「表層批評宣言」蓮見重彦

なんとなく、昔読んだ「表層批評宣言」を引っ張り出して読んでいたら、下の文章に感心した。「今生きているという事実に自明の手ごたえ」を感じつつあるものこそが、なおも世界へと向けておのれ自身を旺盛におし広げ、世界との無媒介的な合一感をくまなく玩…

「二十四の瞳」で思い出した先生

「二十四の瞳」の映画を見ていて、小学生の頃の女性の先生を思い出した。その先生は1年のときの担任だった人で、自分が6年になったときに、音楽の担当教師として再会した。6年のクラスには、もうひとり1年で同級生だった男の生徒がおり、その先生は自分と、…

「二十四の瞳」田中裕子版

田中裕子目当てで「二十四の瞳」のリメイク版を見る。TVドラマの向田邦子スペシャルのような、上品なだけの面白味の少ない演技ではあったけど、向田スペシャルよりは良かった。それでも、それなりに楽しめるのは裕子愛の賜物。しかし、先生には見えないなぁ…

「残菊物語」溝口健二

これも「二十四の瞳」同様、この映画を面白いと感じる、その力の出所が分からない。「ワンシーンワンカット」や、「美しい映像」や、「完璧な構図」もあるだろう。ほとんど舞台のような演技が持つ、舞台演劇の力に拠るところも大きいだろう。かつて劇映画と…

あきらめた

あきらめた。もう。もういいや。あとは、その都度、やるべきことをやるだけだ。お終い。

「二十四の瞳」木下恵介

この映画が面白いのは何故だろう。何が、この映画の力なんだ?

「竹山ひとり旅」新藤兼人

全盲に近い三味線弾きが、貧困と蔑視の中で寒村の家々をめぐり、角付けをしながら、その日暮らしを送らざるを得ない様子を描いたこの映画は、重く救いの見えない題材に物語上の慰撫を施すことを拒絶するかわりに、ユーモアでそれに対峙する。朴訥で人懐こく…

桃井かおりのたたり

DVDを見ながら酒を飲んでいたら楽しくなってきて、わははーって機嫌良くしていたら、急に気持ち悪くなって、トイレに行って、布団にくるまって、うーってうなって、回復してきたので起きて、布団の上でしばらく斜め下あたりを眺めることもなく眺めて、コンビ…

男優の時代

たぶん。もう、ここ十数年になるだろうか、現代日本映画の中堅〜若手の男優には、複雑なニュアンスを表現できて、出てくるだけでビビッドに響いてくる俳優が多い。それらはアンチヒーロー型のそれであって、韓流スターのような古典美を体現しているわけでは…

iTunes 8.2 for windows

IT

iTunesを8.2にバージョンアップしたらマルチメディアオーディオコントローラに?マークが出て、音が出なくなった。ドライバの再インストールがよく分からなかったので、back upファイルから8.1に戻して使用。別にこれで不都合はないけど、最新版でないのはセ…

ときどき、無性に「The Wall」

年に数度、無性にピンクフロイドの「The Wall」が聴きたくなることがある。これじゃないと開放されないタイプの感情があるみたい。他のプログレは聴かないし、普段はニューソウルなんかを中心に聴くことが多いけど、その間隙を縫って顔を出す。