2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

畜生

ペットのことを畜生と言う人はいないと思うけど、自分の親の親、おじいさん、おばあさん辺りの世代、あるいはその辺りの時代にはそういう言葉を使う感覚があったような気が、漠然とだけどする。 犬や猫の自身の利害の為だけに振舞う仕草を、イノセントの現れ…

稲川淳二 -語り手であること-

怪談の名手、稲川淳二は彼の持つ何とも卑しい佇まいが、そのポジションを不動のものにしている。 怪談、ホラーというものは、身体に重傷を負った者、極度のストレスから精神の均衡を崩した者を、蔑視して面白がるという極めて単純な差別感情を娯楽にしたもの…

「珈琲時光」侯孝賢

この映画が好きで時々見返すのだけど、いつもエンディングの歌で一気に込み上げてくる。とくに中国語が出てくると完全にトメドがなくなる。 “関係の稀薄な現代日本”を描いたものは数在れど、この映画の特有のスタンスはやはりツーリストのものなのだろう。「…

アップロードすると、ずいぶん色が浅くなる。

オルセー美術館展

オルセー美術館展に行ってきた。 モネ 「日傘の女性」 ブルジョワジーのロマンティシズムとは、こういうことなんだなぁ、と呆れながら羨望。 セザンヌ 分かるなぁ(笑)。その色の選択、その塗り方、そのディテールの省略の仕方。「父」と崇められるその方法…

ビタミンBコンプレックス

最近ちょっとジョーチョの変動幅が瞬間的に大きく振れ気味なので、ビタミンBコンプレックスを増量。 プラシボチックな気もしないではないけど、効果はテキメン。 B軍団のたたずまい

自信の無さ 不安感 進展

あきらめず、改善し、工夫し、何度も何度も働きかけることで、事態が進展することがあるということを、この年になって少し実感できるようになってきた。自信のなさと、不安感の中でのみ生活してきているが、それでも若干の成功体験も不可能ではないようです…

東京、中央線の武蔵境に住んで20年。年々便利にはなってきているけど、かつてのボッカテキなものが無くなってきて息苦しくなってきた。シオドキかな。 大阪の公団から越してきて、緑の多い整ったな街並に圧倒されるように自身の出自を噛み締めてきた年月だっ…