土田世紀

土田世紀が亡くなったのか。この人のモーニングかなにかで入選した、卒業間近の高校生の野心と劣等感で鬱々としながらも、それまでの学校空間の霧消と思い描けない未来の間のエアポケットのような時間を描いた作品をコンビニで立ち読みして物凄く嫉妬したのを覚えてる。その後の浪花節的なメジャー作品は特に読まなかったけど、深夜のコンビニで受けた瑞々しい印象はずっと残っている。