2012-11-24 「マクベス」 ロマン・ポランスキー 映画・テレビ ポランスキーの個人史の文脈以外は特に語られることもない映画で、また、語られる文脈もないだろうけど、そんなことは差し置いた、まごうかたなき傑作。 アメリカンニューシネマともシンクロするリアリズムと、演劇的なアレゴリー。古典の持つ射程の長さ。 ラストのチャンバラも、取り付く島のないようなリアリズムと、演劇調の小気味良さがゾクゾクする展開を見せる。