2012-05-31から1日間の記事一覧

「大江健三郎のアレゴリー」柄谷行人

【抜粋】 - アレゴリー的な作品が評判が悪いのは、自分の特殊的な事実を棚に上げて、一般的なものを語ろうとしているようにみえるからである。しかし、アレゴリー的作家が個別性にこだわっていないというのは誤りである。むしろその逆なのだ。シンボル的小説…