「ゴダール・ソシアリズム」

あの作家も若い頃はトガッたものを撮っていたんだよね、というものを後期高齢者が。末恐ろしいジジー。
本当は未知の訳のわからなさが末を恐ろしく感じさせるというよりは、名人芸ともいえそうにも思うが、この種の解体は上流階級の欧州人の責務でもあって、そこを任せられるからこそ、われわれが瓦礫の中でのレンガ積みに勤しむこともできるというもの。