昔のキーボード

ベテランのプログラマーやPCマニアのホームページなどを読むと、よく昔のキーボードは良かったが、最近はコストダウンの影響で質が落ちたということが書いてあることがあって、そんなもんかなぁと思っていた。
会社に古い古いPCがあり、そのキーボードはガッチリとした打ち味で、打つたびにガッチャンガッチャンと大きな音をたてる。自分なんかは打ちづらいなと感じているものだが、40代後半の、PCなんかに何の関心も無い女性が、このキーボードが好きだという。このキーボードが「古き良き時代」の代物かどうか分からないけど、何か道具に対する操作感に世代的な感受性の違いがあるのではないかと思った。自分とこの女性の年齢に大きな違いはないので世代の問題ではないのかもしれないが、比較的コンサバティブな生活スタイルを保っている人なので、旧来の行動様式を確保している。
ベテランプログラマーのいう、昔のキーボード云々の是非はともかく、時代の技術的な制約による機械の操作感に世代的な適応が存在することはありうるだろう。