2009-01-01から1年間の記事一覧

「無意識と意識の間で」collection B 斉藤和義

斉藤和義が好きで何枚かアルバムを持っていて、その中の一枚が数ヶ月前に買った「collection B」。このアルバムのアレンジは総じてカッコイイけど、ことに「無意識と意識の間」 のアレンジの絶品具合に、今さっき気付いた。世界との合一を求める神秘主義的な…

iTunes for windows 8.2.1 インストール成功

IT

インストール後に音が出なくなったiTunes8.2だったけど、新しく配布された8.2.1.6は問題なくインストール成功。まだ入れたばっかりで、これから何か問題が見つかるかもしれないけど、PCそのものの機能に影響するようなことはないでしょう。動作も8.1より軽く…

仲ナヲリの発見

もう20年くらい前になるだろうか、NHKの歴史番組でロシアに漂流した日本人が紹介されていた。検索して調べてみると、たぶんそれは初めて露日辞典(というよりスラブ語‐薩摩弁辞典らしい)を編纂した「ゴンザ」という人物を紹介したものだったのではなかった…

「佐藤宏」いまおかしんじ

「かえるのうた」のDVDに収録されている"特典映像”。「おじさん天国」のイカ釣りのおまけ映像もそうだけど、本編は、これらおまけの理解を促進するためのプロローグのように見えてくる。まぁ、それは言いすぎだけど、DVDの体験としては、そうなってしまう。…

梅雨と滅却

ここのところ、ずっとだるい。梅雨の攻撃だろう。しかし梅雨そのものの撃破はかなわない。自身の適応を図る道を選ぶわけだが、雨季専用の体毛に変わるような生物学的進化を求めるには、この1世代では間に合わない。そもそも日本民族はもう結構長いこと、この…

「たまもの」いまおかしんじ

「伝説の女優」林由美香という触れ込みに興味を持って「たまもの」鑑賞。面白い。女優も面白いし、映画も面白い。いまおかしんじは、自分と同年の1965年生まれらしい。今の40代から少し上くらいの世代には、この種のとぼけたジャンクな寓意を面白がる傾向が…

「表層批評宣言」蓮見重彦

なんとなく、昔読んだ「表層批評宣言」を引っ張り出して読んでいたら、下の文章に感心した。「今生きているという事実に自明の手ごたえ」を感じつつあるものこそが、なおも世界へと向けておのれ自身を旺盛におし広げ、世界との無媒介的な合一感をくまなく玩…

「二十四の瞳」で思い出した先生

「二十四の瞳」の映画を見ていて、小学生の頃の女性の先生を思い出した。その先生は1年のときの担任だった人で、自分が6年になったときに、音楽の担当教師として再会した。6年のクラスには、もうひとり1年で同級生だった男の生徒がおり、その先生は自分と、…

「二十四の瞳」田中裕子版

田中裕子目当てで「二十四の瞳」のリメイク版を見る。TVドラマの向田邦子スペシャルのような、上品なだけの面白味の少ない演技ではあったけど、向田スペシャルよりは良かった。それでも、それなりに楽しめるのは裕子愛の賜物。しかし、先生には見えないなぁ…

「残菊物語」溝口健二

これも「二十四の瞳」同様、この映画を面白いと感じる、その力の出所が分からない。「ワンシーンワンカット」や、「美しい映像」や、「完璧な構図」もあるだろう。ほとんど舞台のような演技が持つ、舞台演劇の力に拠るところも大きいだろう。かつて劇映画と…

あきらめた

あきらめた。もう。もういいや。あとは、その都度、やるべきことをやるだけだ。お終い。

「二十四の瞳」木下恵介

この映画が面白いのは何故だろう。何が、この映画の力なんだ?

「竹山ひとり旅」新藤兼人

全盲に近い三味線弾きが、貧困と蔑視の中で寒村の家々をめぐり、角付けをしながら、その日暮らしを送らざるを得ない様子を描いたこの映画は、重く救いの見えない題材に物語上の慰撫を施すことを拒絶するかわりに、ユーモアでそれに対峙する。朴訥で人懐こく…

桃井かおりのたたり

DVDを見ながら酒を飲んでいたら楽しくなってきて、わははーって機嫌良くしていたら、急に気持ち悪くなって、トイレに行って、布団にくるまって、うーってうなって、回復してきたので起きて、布団の上でしばらく斜め下あたりを眺めることもなく眺めて、コンビ…

男優の時代

たぶん。もう、ここ十数年になるだろうか、現代日本映画の中堅〜若手の男優には、複雑なニュアンスを表現できて、出てくるだけでビビッドに響いてくる俳優が多い。それらはアンチヒーロー型のそれであって、韓流スターのような古典美を体現しているわけでは…

iTunes 8.2 for windows

IT

iTunesを8.2にバージョンアップしたらマルチメディアオーディオコントローラに?マークが出て、音が出なくなった。ドライバの再インストールがよく分からなかったので、back upファイルから8.1に戻して使用。別にこれで不都合はないけど、最新版でないのはセ…

ときどき、無性に「The Wall」

年に数度、無性にピンクフロイドの「The Wall」が聴きたくなることがある。これじゃないと開放されないタイプの感情があるみたい。他のプログレは聴かないし、普段はニューソウルなんかを中心に聴くことが多いけど、その間隙を縫って顔を出す。

岡崎乾二郎 ーあかんやろ

岡崎乾二郎の作品は見たことがあったし、凄いなぁとは思ってたけど、改めてHP で絵を見てみると...。あかんやろ、これ。え? いやいやいやいやいや、え? paintingって、そらまぁ... なんていうか、いい大人なんだから、ギブアンドテイクでね、自分の城を持…

なぜか中期 ー転がるほどに丸いお月さん見にー

陽水の中期のアルバムに、またハマっている。20代の頃よく陽水を聴いていたが、その後は関心が薄くなってiPodのシャッフル再生で流れてくれば聴くというくらいだったが、ここに来てまた陽水浸けの様相を呈してきた。中期の陽水というカテゴライズが一般的に…

Herz 星のリュック

革のリュックを買う。量感のあるリュックという形式を、ラティーゴという厚手のプレーンな革で実現したこの鞄は、複雑な形態も相まって、溢れかえるほど皮革感満載。 革鞄好きになって1年半。色々と買ったけど、初めからこれを買っておけば良かったかと思う…

「実存」という感覚

「ヴィデオを待ちながら」というビデオアート展を見て改めて感じたのは、60、70年代にあった「実存」の感覚の重要性。この展覧会で紹介されていた60、70年代の作品は様々なコンセプトで作られて入るが、どれも「実存」をめぐっているように見える。それは、…

「ヴィデオを待ちながら」

東京国立近代美術館で開催中のビデオアート展「ヴィデオを待ちながら」。ビデオアート誕生から40年、未だ美術館にビデオアートの適切な展示方法が成立していないことに愕然とする。ごく短い作品以外、突っ立ったまま、あるいは幼稚園の椅子のようなものに腰…

田中裕子景気浮揚策

田中裕子の映画を随時鑑賞敢行中だが、以外に出演作は少ない。なぜ全ての映画に裕子は出ていないのか。ナナフシギのひとつにカウントすべき事柄である。100年に一度の歴史的世界同時不況下にあって、日本国に限らずG20の経済政策担当者は追加補正として、…

常識欠落

今の業界に10年ほどいるが、どうも自分には、この業界の根本的な常識が欠落しているようだ。欠落しているので自分では気が付かないが、時々回りの反応からそれを知ることができる。しかし自分ではどうしていいのか判断できない。なにせ分からないのだから。…

ひとりパンデミック/邪教あるいは方便

田中裕子熱の拡大が留まる所を知らない。165cmの長身の体躯を駆け巡り、一回りを果たした後、次なるターゲットである神経系を侵食しはじめている。遺伝子の突然変異は淘汰され、世代をまたぎ、種として確立する日も、そう遠くは無い。自身の中に巣くって…

「ザ・レイプ」

「男はつらいよ」と同じ1982年公開の「ザ・レイプ」鑑賞。「男はつらいよ」にあった、あの純朴な裕子にこんな深い憂いの表情をまとわせた男どもは、とうてい許せない。なんだ、あの無神経な刑事どもの取調べは。クソ弁護士、裁判に勝つためには手段は問われ…

ずつうはいやだなとおもう

きょうは頭痛がいたい。あたまが頭痛なので頭痛がくるしい。あたまのこめかみにある動脈がドクンドクンといたいのであたまが頭痛なのだとおもう。頭痛はいやだなとおもう。あたまが頭痛なので脳髄は変になっているのだとおもう。だから頭痛はいやだなとおも…

「男はつらいよ」−国民的正月映画ということ

田中裕子に導かれて「男はつらいよ 花も嵐も寅次郎」観賞。まさか寅さんを見る日が来るとは想像だにしなかった。裕子最高はともかく、映画も十分楽しめた。もっと下町情緒あふれたドタバタコメディで、寅さんというのも、啖呵を切りまくる威勢のいいだけのお…